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一、終の棲家、安住の地

市中山居の設立まで、
注文住宅の設計に二十年以上、
数十軒携わった経験から、
お客さまが安心に暮らせる
「安住の地」を、設計します。
災害はもちろん、
結露やヒートショック、
老後まで視野に入れて、
何年経っても安心して
快適に暮らせる住まいを
設えます。

市中山居の設立まで、
注文住宅の設計に二十年以上、
数十軒携わった経験から、
お客さまが安心に暮らせる
「安住の地」を、設計します。
災害はもちろん、
結露やヒートショック、
老後まで視野に入れて、
何年経っても安心して
快適に暮らせる住まいを
設えます。

暑さ寒さも
昔のこと

結露やヒートショックに怯えず、バランスのとれた住まい

室内の気温差によって血圧が乱高下し、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こるのがヒートショックです。真冬に、暖かいリビングから寒いトイレ・脱衣所などの気温差によって引き起こされることが知られております。

最近では、交通事故による死者数より、ヒートショックによる死者数の方が多く、「等級3」以下と思われる「入浴事故数の多い傾向にある70代のうち7割以上が、築20年以上の住宅に住んでいる」そうです。

2000(平成12)年、住宅性能表示制度が制定され、省エネルギー性能において次のようなグレードが設定されました。

等級1:等級2以下
等級2:1980(昭和55)年の省エネルギー基準のグレード
等級3:1992(平成4)年の省エネルギー基準のグレード、築20年以上の住宅相当
等級4:2016(平成28)年の省エネルギー基準のグレード

東京都近郊の場合「等級4」以上のグレードがあれば、結露の発生、ヒートショックのリスクを減らせる住まいになると考えます。自宅は「等級4」(所沢市)で設計しましたが、それを実感しております。

さらに2022年、脱炭素社会の実現に向け、等級5(ZEH水準)、等級6、等級7が設定されました。そして今後はグレードの底上げが進んでいくでしょう。

これもグレードを上げるのに比例して、断熱材、窓、太陽光発電等の設備等、費用が増額するのはもちろん、窓の種類、間取りへの制限が大きくなります。

地震などの災害に恐れない住まい

住宅性能表示制度では、耐震性において次のようなグレードが設定されました。
等級1:建築基準法のグレード(震度6強~7程度で倒壊しない)
等級2:等級1の1.25倍の力に耐えるグレード
等級3:等級1の1.5倍の力に耐えるグレード

グレードを上げるのに比例して、構造部材の費用が増額するのはもちろん、間取りへの制限が大きくなります。

そこで私たちは、性能だけでなく、心地よさ、予算等とのバランスに配慮しています。また構造設計者と協力して、戸建て住宅では一般的な「壁量計算」より精密な「許容応力度計算」を用い、最適な構造計画を練り上げます。

海外と比べて自然災害が発生しやすい日本。ハザードマップを調査し、地震や浸水等における危険度を確認します。
また地盤調査を行い、地耐力が低ければ地盤改良工事も実施しております。

老後も
見据える

老後の苦労も見据え、工夫する

移動や上り下りの負担を減らすには、小さな平屋建てが理想ですが、二階建てでも工夫します。

階高を低く抑えれば、階段の段数を減らすことができます。
また、スキップフロア(床の高さを半階層ずらし、各階の間に中間層をつくる間取り)にすれば、1つの階段の段数をさらに減らすこともできます。

敷地に余裕があれば、玄関までスロープを設けたり、間取りに余裕があれば、納戸等を将来ホームエレベーターが設置できるような構造とすることもできます。

またご本人だけでなく、介護する方にも配慮します。
トイレ、浴室等の水回りには必要に応じて手摺を設けるだけでなく、広くすれば介護しやすくなります。
また水回りと寝室を近づけたり、部屋の扉を引戸にすれば、移動も楽になります。

性能を高め、工夫を重ねることで、何年経っても安心して快適に暮らせる住まいを設えます。