六、白い麻のシャツ

温もりある洗練された「ふだん着」

私たちが提案するのは、温もりある自然素材で誂え、野暮ったくなく洗練された「ふだん着」です。

それは「白い麻のシャツ」のように、肌ざわりが心地よく快適で、飾らなくても気品や清廉さを備えつつ、様々なコーディネートも楽しめます。
そして何よりも、着る人を選ばず、その人の美しさを引き立ててくれます。

あなたの身の丈にぴったりな「ふだん着」

私たちが設計する際、オーダーメイドのシャツのように、お客さまを採寸させていただきます。
身長はもちろん、腰の高さや手が届く高さまで。
キッチン、洗面、スイッチや手摺の高さはちょうどよく。
窓の高さや大きさは、手が届き掃除しやすいように。
さらに、お客さまが差し支えなければ、ご自宅も拝見させていただき、その暮らしぶりから行動や習慣、性格も確認します。
片付けや掃除が得意ではない方には、お手入れが簡単な素材、隠せる収納を。
きれい好きな方には、埃がたまりにくいディテールを。

あなたの身の丈にぴったりな「ふだん着」を誂えます。

いつものご飯もお気に入りの器に盛りつけたり、キャンプ場で食べると一味変わります。
いつものご家族も日常も、あなたにピッタリな白い麻のシャツのような住まいでは、本来の美しさが際立ち、かけがえのない暮らしに変わります。

「麻のシャツのような住まい」をお引渡しから5ヶ月後、
客さまから、素敵なご感想をいただきました。
「ドラフトを制作するにあたって、要望だけでなく性格や仕事、家族、生活スタイルなどあらゆる角度から私たちを知り、図面に反映して頂きました。
設計段階の途中、何が良いのか分からなくなった時にも丁寧に対応して頂いたり、出産の為に設計工程を前倒しして頂いたりと、完成までの長い時間を一緒に進んでくれたと感じています。（中略）
子ども達は家が大好きだと、全部のお部屋が大好きだと、引越し直後から言ってくれています。そのことが何よりも嬉しく思います。
じっくり向き合って作り上げた家だからこそ、床や壁、造作棚、至る所に愛おしさを感じて日々生活することができています。そのことを実現してくれた設計事務所　市中山居にはとても感謝しています。
市中山居さんが付けてくれた私たちの家の名前。「麻のシャツのような住まい」。まだまだ新品で真っ白な麻のシャツですが、ゆっくりゆっくりと私たち家族の色に染めていけたらと思います。」

この住まいがどんな色に染まっていくのか、本当に楽しみです。
私たちが追い求めるのは、美しい「ふだん着」だけではありません。
あなたそのものの美しさ、日々の暮らしそのものの美しさ、それらを引き立てる「ふだん着」なのです。