北向きの家は採光と素材次第で明るい家に!一戸建てなら庭も美しく!
一般的に家は、南向きに開かれた明るいものをイメージされることが多く、北向きは暗いと敬遠されます。
しかし、北向きの住まいでも設計の工夫次第で明るさも風通しも申し分のない、住まいを実現できます。
目 次
北向きの家、採光のコツは?
北から注がれる柔らかく安定した光だけでも、住まい全体を明るくする方法があります。
北向きで明るい家のひみつ、1つめは吹抜け
吹抜けが空間に広がりを与えるだけでなく、光や風、音の通り道でもあります。
吹抜けを通して、住まいの奥まで光を届けることも可能です。
北向きで明るい家のひみつ、2つめは漆喰壁(押さえ仕上)
漆喰壁は白いペンキ等と比べても光の反射率が最高ランクであり、強くない光でも反射を繰り返して、住まいの隅々まで届けることができます。
また、漆喰壁は押さえ仕上にすると、表面の非常にきめ細かくなります。
わずかな光の変化も映し出すことができ、光の移ろいを楽します。
北向きの家、庭は順光が美しく、景色が楽しめる
南向きの部屋から庭を眺めると、太陽はこちらに向かって差し込むので、逆光となります。
北向きの部屋から庭を眺めると、太陽は背中から差し込むので、順光となります。
庭は、順光で眺めたほうがより美しく楽しめます。
北向き一戸建ての採光は、実は優しく落ち着く
「放浪記」などの作者 林芙美子は新築した自邸で、書斎を明るい場所に設けましたが、「明るすぎる」と言って書斎を比較的暗い部屋へ移したそうです。
南からの光は、太陽から直接届くことが多く、太陽の方角・高度により時々刻々変化し、眩しいときも少なくありません。
一方で北からの光は、太陽から直接届くものは少なく、雲や周囲の建造物等から反射したものなので、柔らかで安定したものとなります。
活動的な空間が欲しい人は南向き、
落ち着いた空間が欲しい人は北向きがお勧めです。
北向きの家でもOMソーラーなら温かく省エネ?
一般的に、南向きの住まいは冬温かく夏暑く、北向きの住まいは冬寒く夏涼しいです。
温暖化が進み、猛暑日が年々増加している関東では、北向きもありえると思います。
また、OMソーラーを設置すれば、冬でも省エネで温かく暮らせます。
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北向きの家は採光と素材次第で明るい家にするためのまとめ
- 光や風、音の通り道でもある吹抜けを設ける
- 光の反射率が最高ランクである漆喰壁にして、強くない光でも反射を繰り返して、住まいの隅々まで届ける
- 北向きの家だと、庭は太陽が正面から差し込む順光となり植物が美しく見える
北向きの家でも、採光次第で明るく快適な暮らしをしていただけるのがおわかりいただけたでしょうか?
市中山居が設計した北向きの家の住心地について、お客様の感想をいただきました。
南側に窓が少ないのは、はじめはちょっと心配だったんです。
窓もすごく小さいし(笑)
実際に住んでみると、真っ白な漆喰壁に柔らかく拡散する光で、昼間は照明をつけなくても平気。
南側に窓がないから、猛暑日でも午前中は涼しくてエアコンいらずなんですよね。
こちらの記事で詳しくお読みいただけます。どうぞ。
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